2019年が終わろうとしています
年末年始は家でゆっくりクラリネットさらって
読書でもしながらのんびり過ごすのが
何より贅沢だと感じています🍊
さて
今日は私が今までお世話になった
スケール本をご紹介♪
スケール=指練🖐
って思われがちですが
奏法を確認したり
調性感や和声感を養う音色づくりの時間だと考えています💡
その上でテクニックをつけていきたいですね
音色=音+色彩
色は 一色じゃないんだ🍏
Fdurの柔らかな春の日差しのような響き
ディミニッシュのアルペジオを吹くと真冬の空のような閉塞感を感じる‥そんなことを思い描きながら私はスケールを練習しています
クラリネットを始めたのは小学校3年生の時
学校の吹奏楽クラブに入ったのがきっかけでしたが
その時から中学生まで使っていたのが
『ティップス・フォー・バンド』
このオレンジの表紙なつかしい‼️
只今紛失中💦
吹奏楽のテキストではありますが
たしか♯♭4つくらい迄しか出てこないので子どもにとっては導入しやすく
隅から隅までほぼ暗譜して練習で使っていました
特にリズムがたくさん書いてあるページ(裏表紙だったかな🤔)がお気に入りで
無限ループ状態で練習していたから
変わった子どもでしたね笑
高校生になり
音大受験を意識するようになってからは
お馴染みの
『Scales for Clarinet』
ロルフ・アイヒラー著
大きくて見やすいのはよろしいが
バッグに入らないのが難点😭
今はA4サイズに改定㊗️
全24調(長調12+短調12)
3オクターブ強の音域で練習できて
l度のアルペジオはもちろん
セブンス(dur)とディミニッシュ(moll)のアルペジオや
3度と6度の練習があるのでハーモニーを意識しながらテクニックを身につけることができる💪
↓右のボロボロが青春の証
【番外編】
『24Varied Scales and Exercises for Clarinet』
J.Bアルベール著
自分がレッスンする立場になってから買った
初級者のためのスケール本です♫
とはいえ
全24調(長調12+短調12)が
2オクターブの音域で書かれていて
アルペジオはⅠの和音のみだが5パターンも書いてある
各調の最後に半音階があるのは親切です
『クラリネット奏者のための音階 第1巻(19世紀の音楽)』
イヴス・ディディエ著
なんと言っても短調が和声短音階で書かれているのが最大の特徴です
また2度,3度,4度,5度,6度,7度,8度練習がご丁寧に書いてあるのと
アイヒラー同様にV7やVllのアルペジオ
各調の最後には I→V→lのアルペジオ
また巻末に長3度/短3度から長7度/短7度練習やディミニッシュコードがまとめて書いてあり
とても機能的なテキストだと思います
【番外編】
『音色のための練習』
アレッサンドロ・カルボナーレ著
カルボナーレといえば現代を代表するクラリネットの名手✨
大好きなプレイヤーであり
この上級者向けのテキストも大変素晴らしいと思います
スケールというよりエチュードに近いかもしれませんが 素晴らしいテキストなのでご紹介♪
前半はアルペジオで
メジャー,マイナー,セブンス,メジャーセブンス,マイナスセブンス,ディミニッシュetc
中間でブラームス作曲/交響曲第1番の有名なストリングスのメロディや
ストラヴィンスキー作曲/兵士の物語などの一節が転調していく形式で書いてあります
これ楽しい👏
後半はcresc/decresc,ダイナミクス,跳躍,タンギング‥etc
表現とテクニックの多様な練習のアイデアが盛り込まれています
『音階と運指』
横川晴児著
今使っているスケール本です🎶
最高音のCまでちゃんと書いてあって
クラリネットのほぼ全音域を練習できます
インターバルは長2度,短3度,長3度,完全4度,減5度,完全5度,短6度,長6度,短7度,長7度,完全8度,短9度,長9度,短10度,長10度,そしてダブルオクターブ!
このテキストのこだわりを痛感しますね〜
巻末の運指表は現代曲に対応できるようにたくさんの指づかいが載っていて
4分の1音も記されています✏️
以上6冊のご紹介でした📚
最後までお読みいただきありがとうございます
2020年も
どうぞよろしくお願いいたします🌈